次が
「山くずしじき」
どんな山でも 崩すことができる。
「天神金くずしじき」
どんな鉄でも破壊できる。
「岩割りじき」
どんな大きな岩でも割れる。
「雷鳴じき」
どんな天気の時でも 雷を起こして目的の所に落とすことができた。
その昔、菅原道真が無実の罪で、太宰府に流刑された時に
無実をはらさんと 「雷鳴じき」によって帝の館、公家の館に合わせて
36箇所に雷が落ちたという。
さすがの公家たちも、恐れ入ったと言う。
高知にも伝説がある。
山内一豊が城主となって幾年かたった頃の話。
昭和10年頃までは、「雷鳴じき」を使う人があったと言う。
どんな上天気で雲一つ無い時でも稲光がし雷鳴が轟き、所かまわず落ちたと言う。